遣る瀬無い

・地元が仙台であることもあって、ちょっと情報をたどると、血族から外れた辺りから2,3個先くらいで安否不明情報に行き当たる。そんな情報ばっかりあっても心に澱が重なるだけで、少しも気は楽にならず。ようやく「大津波警報」が格下げになったと言うが、余震も続いている。捜索・救出活動もままならぬ様がニュースを通じて伝わるたびに、心痛を覚える。

・母親によれば、若林区役所あたりまで水が来たと言う。まさか。若林は保春院だぞ、デマだろ? 荒浜から何キロ離れてると思っている? そう思いたいが、南小泉に叔母が住んでいる。本当かも知れない。名取川河口から広瀬川に向かって津波が流れ込んで来たとすれば可能性はあるが、いやいやそれなら途中何ヶ所か橋梁もなぎ倒されていることになる。それがなかったとしたら、仙台バイパスを超えて来たと言うことか? 恐ろし過ぎて震えがする。六郷に高校時代のダチが未だにあの辺に住んでいたはずだが、無事だろうか。閖上の恩師は。塩竈のいとこは嫁の実家が志津川だ。

災害用伝言板や伝言ダイアルの使い方を今度こそ教え込んだ。さすがのおふくろも真剣に学ぶ意欲を見せた。そんなことを言っているうちに、また東京も余震で軽く揺れている。いつまで続くんだこんな状況。