なにが「と言うわけで」だ

・なんかこう、バタバタしているうちにあっという間に11月になり、仕事も活況どころかちっとも嬉しくない悲鳴が上がるレベルの迷走っぷりをしているわけであるが、そんな最中でもPS3アイマス2は発売になり、我が家には当然のように初回限定版BOXが開封のまま転がっており、気が付けば私のメインコンソールであるところのPC机のリアルデスクトップにはPS3本体と、PS3HDMIからIntensity Proでごにょごにょする機械が鎮座在していやがる。あ、キャプれました、はい。

・まぁ、そんなわけでなんでそんな慌ててPS3を購入するハメになったのか、と言うのも、S4Uの機能強化と言うか「なんで箱◯でできなかったのこれ!?」と言う機能が実装されたと言うからだ。そう、「歌詞テロップ消し」である。実際、どこまでできるのかまだこの目で見たわけではないから、今すぐどうこうと言うことでもないし、nukim@s-3を使いたくても屋外ステージを揃えるためにはゲームを何周かする必要が出てくる。今すぐにどうこうとは、なかなかいかない。いずれにしても開けたら最後確実に一周するまで寝ないので、土曜の夜とかに開封なのではないだろうか。

・そんなわけで「青春m@ster2」のほうも評価ステージが終わって、ようやく本公開が明日からと言うことで、先日中間ラジオも無事終わり(毎度毎度、私は無難なコメントとツッコミに終始している気がしてならんが)俺ん中ではほぼ一段落したところで、SS書きたい欲もすっかり減退している代わりに動画作りたい欲はモーレツな勢いで上昇している。もはや仕事より一生懸命かも知れないくらいの勢いなのだが、だからと言って素材撮ったり切ったり貼ったりをしているのかと言うと全くしていない。紗水さんはとうとう頭がおかしくなったらしく、「動画を作るツールを作る」ところから始めたのである。何やってんだお前、と言われそうだが、まぁその理由はいずれわかるだろう。とにかく何年かぶりにC言語とアセンブラと言うすっげー原始的なプログラミング環境で日々苦戦している最中である。

・そんな中で、ふとあることに気付いた。最近、*.tar.xzと言うサフィックスを目にすることが増えたからである。すっかりUn*x界隈とは縁遠くなってしまったので、最近のトレンドがいつの間にbz2から変わったのかと多いに驚いたので、当然の如く調べた。その辺は一介の技術者である以上速攻である。で、今のところいわゆる「リファレンス実装」と呼ばれているLZMA SDK7-zipのサブセット)の中にある「LZMAUtil」を、とりあえずVC++9でビルドしてみた。dswが付いてきたからと言う安直な理由で。んでもってビルドはあっさり完了。出来上がった7lzma.exeにに、RGB24で1,280×720のBMP(RLEなし)をぶち込んで圧縮させてみた。

 圧縮前:2,764,854バイト → 圧縮後:1,693,874バイト 圧縮率:約61.3%

 BMPファイルの方にはBMPのヘッダが含まれるが、屁みたいなもんなのでほっとくとしても、これは確かになかなかの数字ではある。もっともLZMALibに含まれるエンコーダ/デコーダはある意味「リファレンス実装」としての側面が強いと言うのもあるが、もっといろいろパラメータをいじることもできるし、そもそも用意するBMPによっても大きく変わってくるであろうし、もう少し実験を繰り返す必要は有るとしてもだ。

 この圧縮を、わずか0.67秒前後で叩き出すのだ(注:紗水家のメインPCはcore-i7 860を積んでいる)

・……な? ちょっと夢が広がりんぐな気がしないか? 正直まだ、そのサイズのBMPを圧縮完了するのに0.67秒「も」かかるようではアレだとしても、これをもっとカツカツにチューン出来たら可逆圧縮コーデックとして応用可能な気がする。正直、リファレンス実装はまだたぶん、こなれていないはずなのだ。

と言うわけで(←注:タイトルのツッコミはここに掛かる)、LZMA法による可逆圧縮コーデックの可能性を見たところで、本日のチラ裏はおしまいである。つーかもうどっかに実装転がってそーだけど。