つーか一日三面接とか普通なの?

・そんな転職活動と言うか、無職脱出活動中の紗水なのだが。

・2番目の面接が豊洲で、3番目の面接が勝どきだったので、ほいじゃあってんで豊洲からゆりかもめに乗って新橋まで出た。まぁ、なんつーかほんと乗り換え面倒な。昔テレコムセンターに何度か行ってるんで、あの独特の不便さはわかっているつもりだったが、取り敢えず銀座口を横切ってSL広場へ出たら、「新橋古本市」なるイベントが行われていた。古本と聞いて紗水が黙っているわけがない。100円の文庫から、ぱっと目を引いた一般書まで、17冊で2,900円! わーい、って重てぇよ17冊! しかも2冊完全に一般書籍だしよ!

●ブランコのむこうで/白い服の男/おせっかいな神々/夢魔の標的/ごたごた気流/冬きたりなば/宇宙のあいさつ/声の網/おみそれ社会/たくさんのタブー/城のなかの人(以上、星新一
・意外と実は星新一は読んでなかったりするし、そもそも多作だ。売られているワゴンに星新一がまとめて置いてあったのを、全部引っこ抜いたら店員さんもぎょっとしていた。実は過去に読んでいるのもあるかもだが、とにかくそういうのは全部実家においているうちにお袋に処分されてしまったので、とにかくこういう機会で手に入る時に収集していこうと思った次第。もちろん読むけど、ってかもう文庫のタイトルだけでわくわくするよね。「宇宙のあいさつ」とか「声の網」とか。今から楽しみだ。

●鏡の国の少年たち(渡部実
・いわゆる映画解説の本みたいなんだけど、「少年たち」ってのがテーマとして面白そうだと思った。扱っている映画の監督もこれがまた、紗水のどストライクなんすよ。トリュフォーだのベルトルッチだのヴィスコンティだのって、おいおい俺のツボどんだけ刺激してくれんだい? っつーくらいのラインナップ。問題は中身読まずに買ってきたこと。

●数の民族誌(内林政夫)
・資料本として。そもそも日本には「和算」と言う算術の文化があったとは言え、なぜ「松・竹・梅」だの「上・中・下」だのと数字を用いない、いわば持って回った表現をするのか? と言う話しだそうだ。まぁ、なんかの資料にはなるだろうと言う目的で買ったんだが、言われてみるとなんでだろう、と言うところを掘り下げるのなら、十分な資料価値は有る。ネタにもなるな。

●三月は深き紅の淵を/不安な童話(以上、恩田陸
・ここからまた文庫。実はこれまた読んでるようで読んでない作家シリーズ。いや、このシリーズ相当あるんだけど。これしかなかったんで、即決。しかし「不安な童話」ってちょっと怖そう。

●白河夜船(吉本ばなな
・ダチに貸したらそのまま帰って来なかったから買ったw 読むかなぁ、どうだろう。

●ひと粒の宇宙(石田衣良ほか)
・角川が出したアンソロジーのようである。が、なかなか錚々たる30人(!)が並んでいる。そもそもSF好きの私にとって「宇宙」ってのは結構馴染み深く無ければいけないテーマでもあるのだが、この30人、果たしていかなるショート・ショートを書き上げたのか。これたぶん、一番最初に読むね。

●私の小説教室(駒田信二
菊池寛賞を取った駒田信二の、文章作法のお手本に、駒田信二自身のエッセイが乗った感じと言えば良いのだろうか。SS書きはこの手の本は一度は手に取って見るものだろうが、何となく駒田信二の「放り投げ方」がちょっと変わっていると思って購入。すぐに読むとは思えないけれど、たぶんそのうち読む感じだろうか。むしろ本当は今すぐ読むべきかも知れないがw

サエキけんぞうのマニョマニョトーク
・これはむしろ貴重だと思う。絶対そんな数出てないし。パール兄弟サエキけんぞうが対談するだけの本なのだが、ムッシュかまやつ蛭子能収・ナカノヒロミチ・大槻ケンヂ・杏子・宅八郎松任谷由実山田詠美テイ・トウワ岡崎京子と、もう豪華なのか業火なのかわからないほどのサブカルっぷりに「こんな本有ったのかよ!」と速攻で確保。いやー、もう意味分かんないわこのメンツw