もはや乳児並み

・睡眠時間のことである。

・いや、6時間寝たくらいで尿意で目が覚めるので、その後に顔でも洗ってとかすりゃあそのまま起きてられるだろ、と健常者は思うはずだ。いや、そういう物である。ところが、睡眠障害をムリヤリ睡眠導入剤抗不安剤、はては精神安定剤などでムリヤリ寝ると、薬が切れるまではずーっと寝ていられるのである。特に精神安定剤は普通統合失調症に適用する薬であって睡眠導入剤ではない。ただ脳神活動をムリヤリ抑止しているだけなのだ。セロトニンだけじゃなくてドーパミンまで制御されるのである。そりゃ寝るわい

躁うつ病は基本的にはセロトニンとかノルアドレナリンとかに関係していると言われている。健常者がこの辺の薬を飲むとまずまともなことにはならないが、患者が飲む分には非常に有効である(副作用もあるけれど)。だから、躁うつ病患者に精神安定剤抗不安剤の強いヤツ)を与えると、だいたいの場合薬効が強く出る。起きたはいいけどフラフラしたりボーッとするのも、全てにおいて精神安定剤の薬効領域が強すぎりことに起因するのだ。なので、寝付きが悪くて眠りが浅い、と言うとセロクエルの25mgあたりが出てくることがあるが、処方量そのままいきなり飲むと寝付きは良い、眠りも深い、でも起きられないと言う問題が生じるのである。

躁うつ病そのものも厄介ではあるけれど、何はさておき睡眠障害のほうが正直面倒だ。うつ症状が止まっても不眠だけはずっと残ってたもんな、わし。